ボートレーサーについて

A1〜B2のランク

ボートレーサーはなんと約1,600名います。
クラス分けは、レーサーの勝率によって「A1」「A2」「B1」「B2」の4段階の階級に分けられています。
最高位はA1級で、全レーサーの上位20％ほどとなっています。
A1級のボーダーラインは勝率6.20前後となっています。
賞金額も権威も高いレースであるSG競走には、原則として最上級のA1レーサーのみが出場できることになっており、級によって出場できるレースや日数が増減します。
この級別は勝率をベースに、毎年1月と7月に半年更新されています。

階級に関わる勝率ですが、その算出方法です。
レースでの1着から6着までの全着順に「着順点」が付与されます。
その着順点の合計を出走回数で割った数値が勝率とされています。
一般戦の着順点は、1着が10点、2着が8点、以下6、4、2、1点と付与されており、SG競走では各2点増しとなり、G1、G2競走では各1点増しとなります。
各優勝戦ではなんとさらに1点が増されます。
勝率は高ければ高いほど強いレーサーということになります。
例えば、A1上位レーサーの勝率は7点台後半から8点台と高い勝率です。
しかしこの数値を残すためには、上位級レーサーが集まる記念レースでも平均3着以上をマークしていかなければなりません。

ボートレースのレーサーは、男性も女性も年齢も関係なく活躍しています。
現在約1,600人のレーサーのうち、約10％が女子レーサーです。
女子レーサー限定のレースもありますが、男女混合のレースが基本です。
また、幅広い年齢層が活躍するのもボートレースの特徴です。
最も若いレーサーだと10代。最年長クラスでは60代でも現役のレーサーまで様々です。

優勝賞金の最高額は、グランプリの1億円。
SG競走は1,600～3,500万円、G1競走は450～1,000万円、G2競走は400万円、G3競走は100万円、一般戦は64～84万円となっている。
着順によって賞金が定められており、その他に各種手当、日当なども支払われる。
全レーサーの平均年収は、約1,600万円程度（2012年次現在）である。